塗料選び

【超重要】窯業系サイデイングの塗装は下塗りをちゃんと選ばないとダメ

2020年9月16日

【超重要】窯業系サイデイングの塗装は下塗りをちゃんと選ばないと何を塗ってもダメ

窯業系サイデイングを塗装するときは下塗りがとても重要。どんなに高い塗料を選んでも「下地」ができていないとなんの意味もないですよ。

記事でわかること

  • 下塗りが重要な理由
  • 下塗りを使い分ける意味
  • 下塗りを塗る前の準備について

僕の塗装歴は9年近く(建築〜工業)になりましたが、今でも材料屋に「下塗りは何を塗ればいい?」と聞くことがあります

それくらい下塗りは重要で、状況に合わせて使い分けることが多いんですよね。

下準備ができてこそ、シリコンとかフッ素などの上塗りが本来の性能を発揮します。

もし「下塗りってとりあえず塗ってあればいいんでしょ?」と思っているあなたは要注意。逆です、上塗りのほうが簡単です。  

窯業系サイデイングは下塗りをちゃんと選ばないと何を塗ってもダメ

窯業系サイデイングは下塗りをちゃんと選ばないと何を塗ってもダメ

下塗りを入れなかったら「塗装がすぐ剥がれてくる」と言いますが、そんな単純なものでもありません。

もちろん剥がれにも影響はあります。しかし、それよりも下塗りの役割は外壁の寿命に大きく関係するんです。

下塗りの役割は「密着性」だけではない

下塗りは=接着剤というイメージは半分正解で、半分間違いです。

塗装をするのは外壁が劣化しているからですよね。外壁の状態にもよりますが、密着だけではなく下地補修を目的とした下塗り選びが必要になります。

親方
つまり密着性は当たり前。それ以外に考えるとことのほうが多いってことだ。

下塗りがないと塗料は性能を発揮できない

上塗りには色んな種類があり、それぞれ違う性能を持っています。その役目を支えるのが下塗りの役割です。

例えば10年もつシリコン塗料を使っても、下塗りがなければその耐用年数を実現するのは無理

下塗りと上塗りは「同じ目標をもって選ぶもの」なので必ずセットで使う必要があるんです。

外壁は下塗りを塗らないとキレイに仕上がらない

上塗りだけで、傷んだ部分をカバーするのは不可能。ムラができるうえに防水性がない外壁になってしまいます

年数が経っている外壁は、塗膜(とまく)がまだ生きている場所もあれば、細かいひび割れが発生している部分もあります。

キレイに仕上がっている外壁というのは、見た目だけではなく中身もしっかりしているんですよ。

親方
ただし、ゆがみがある外壁はどんなにキレイに塗っても凹凸が「ムラ」に見えてしまうぞ。

下塗りの使い分けは窯業系サイディングの状態や上塗りの種類で決まる

下塗りの使い分けは窯業系サイディングの状態や上塗りの種類で決まる

主な下塗りの効果

  • 下地に浸透させて強化するもの
  • 下地の表面をキレイに整えるもの
  • 下地を水やひび割れから守るもの

プライマーやサフェーサーなど、色んな名前の下塗りがありますが、基本的には上記の3つの役割があると覚えておきましょう。

関連記事窯業系サイディングの塗料選びで失敗しないための5つのポイント

外壁がキレイな状態なら下塗りも楽になる

例えば、傷みが少ない「窯業系サイディング」であれば密着性を高めるシーラーを塗っておけば問題ありません。

下塗りが重要になるケース

  • ヘアクラックがある
  • ひび割れが起きている
  • 部分的に剥がれが起きている

上記のような場合は外壁の表面を整えるために、部分補修などをしてフィラーを塗る必要があります。

親方
塗り替えは、外壁を触ると手が白くなる「チョーキング」が起きた頃がベスト。単純に直す手間や、剥がれる危険性が下がるからな。

外壁の状態によって下塗りは1回とは限らない

よく塗装は3回塗りと言われますが、場合によっては4回塗りになることもあります。

下塗りは「下地を調整するためのもの」、1回で目的を達成できるとは限りませんよね。上塗りが2回で収まるようにするのが下塗りの目的です。

4回塗りになるケース

  • 下地を強化するシーラーを塗る
  • 下地の表面をキレイにするフィラーを塗る
  • 下地が整った状態を確認して上塗りを2回する

逆に上塗りを3回塗ってもあまり意味がありません。何回塗ってもチョーキングしてくる時期は一緒ですよ。

親方
上塗りは外壁の表面に「汚れ防止」などの効果をもたせるもの。下塗りとは役割が違うんだ。

どの上塗りを使うかによって下塗りも変える

わかりやすいのが遮熱塗料。下塗りに遮熱用プライマーを塗らないと意味がありません。

あとは「微弾性」など、ゴムのように伸びる性質をもった塗料を使うのであれば、上塗りも下塗りも「微弾性」じゃないとダメです。

親方
大切なこだからもう1回言うぞ、「下塗りと上塗りは同じ目的をもって選ぶもの」

窯業系サイデイングは下塗り前の「下地処理」が重要

窯業系サイデイングは下塗り前の「下地処理」が重要

ハッキリ言って下地処理をしても意味のない外壁は塗装不可です。

高圧洗浄は基本中の基本

高圧洗浄は外壁についた長年の汚れをキレイにするもの。実はここでもう1つチェックできるものがあります

それは、外壁が高圧洗浄に耐えられるかどうか。パッと見では判断できないのですが、弱っている外壁は水が当たった瞬間にボロボロとはがれくるんです。

補修できないものは張り替えたほうが無難。怪しいときは見積もりで補修費を大目に見ておく場合もあります(もちろん説明したうえで、不要ならその分は値引きです)

傷みがひどい場合は下塗りも無意味

塗装が剥がれきたという原因のほとんどが「下地処理がされていない」だったりします。

もしサビが出て真っ赤になっている車に塗装する人はいませんよね。まずはサビを除去するのか、もしかしたら買い換えを考えるかもです。

外壁も同じで、傷みがひどい場合は判断を間違えると塗装しても意味がありません。

下地処理ができない外壁は張り替えるべし

プロが下塗りをしても意味がないと判断した場合は、張替えをおすすめします。

もしかすると、急に言われても「費用が高くなる」とか「聞いていない」と思うかもしれませんね。ただ、黙って塗っていくような業者よりは100倍マシですよ。

悪徳業者はそんな手間をかけませんし、補修できないと判断するのはけっこうあります。

親方
補修してもたいした効果が望めない箇所は、長い目でみると張替えのほうがコスパがいいんです。

まとめ:外壁塗装での下塗り選びは素人には判断できない

外壁塗装で重要なのは下塗り。ただし、外壁の状態にあった下塗りを選ぶのは経験がないと難しいものです。

主な下塗りの効果

  • 下地に浸透させて強化するもの
  • 下地の表面をキレイに整えるもの
  • 下地を水やひび割れから守るもの

密着性を高めるのは当たり前です。それよりも「どんな組み合わせで外壁を仕上げるか」というのが下塗り選びです。

上塗りの性能ばっかりアピールする業者は知識がありません。だって資料をみれば誰だって喋れますからね。

親方
それでは以上だ。変な業者に騙されないようにしよう!

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